私たちの設計・デザイン
~いっしょに考え・いっしょに楽しむ~
設計・デザインのこと
『園づくり』のプロセスの中で、一番ワクワクするのが設計・デザインではないでしょうか。私たちは、運営者様と『いっしょに考え・いっしょに楽しむ』をコンセプトに「Child’s 1st Community」子どもにとって初めて出会う「社会」のより良い実現に向けての設計・デザインを行います。
運営者様の数だけそれぞれの運営スタイル、考え、想いがあり、それらに合わせた園舎とする事、将来を見据えた園の運営スタイルと園が一体となれるように、いっしょに考えます。子ども・保護者・スタッフ・園にかかわる全ての人のことを思い、使い勝手や将来性などさまざまな想像を膨らませながら、いっしょに楽しみます。
私たちの設計・デザインのベース
- 子どもの目線・世界感を大切にする
- 園のスタッフにとっての働きやすい・動きやすいを大切にする
- 保護者にとっての安心・居心地を大切にする
- 園に関わる全ての人にとっての居心地を大切にする
私たちの設計・デザインの大事な視点
Point① 動線:毎日の活動、生活のしやすさを第一に
空間の構成、物の配置によって、子ども・保護者・スタッフの動きが変わります。園を利用する全ての人が使いやすく、楽しめて、居心地よく感じれるよう、園全体の動線を考えます。
《 子どもの動き、スタッフの動き、保育室から園庭へのアクセス、各保育室との連動性、保護者の送迎方法等 》
Point② 保育室:発達段階に応じた、楽しい & 居心地の良い子どもの第2のお部屋
保育室は、子どもたちの生活の拠点です。子どもの年齢に・発達段階に合わせて子どもたちが楽しめ、保育者が保育をしやすい空間を作ります。運営スタイルに応じて、各保育室との連動性、トイレ・手洗い等の使い勝手、園庭、遊戯室などとの連動性、保育室内の備品・収納・掲示物等の配置などをトータルで考え互いの独立と解放の方法を考え計画します。
Point③ ホール:多目的な活動が体験できるステキな場所に
ホールは園の理念や活動内容がつまる場になります。子どもたちがアクティブな活動をする場、子どもたちの成長を披露する場、地域交流の場にしたり、使い方は色々です。広々とした大空間だからこそ、たくさんの可能性が広がります。
Point④ 給食室:給食を楽しみながら、感謝の気持ちと食の大切さを感じる空間に
給食室は、園舎設計において重要な空間のひとつです。毎日の給食を楽しく・おいしく食べる事はもちろん、食育を実践する場になるからです。給食がどのようにできるのか、食への感謝・興味・大切さを感じる空間を作ります。
Point⑤ トイレ: 子どもたち自らが排泄の喜びを体験できるステキな場所に
トイレはなぜじめじめと汚いイメージなのでしょう?それは、きっと陽当たりの悪い場所にこっそりと作られてきたからだと思います。開放的で清潔なトイレをデザインすることで、子どもたちが自ら進んで行きたくなるような空間をつくります。
Point⑥ ライブラリー(図書)コーナー:子どもたちがすすんで本を読む空間に
絵本は子どもたちにとって欠かせないもの。でも、ただ単にたくさんの本を置けばいいと言う訳ではありません。子どもの目線で、子どもが積極的に絵本の世界に入り込めるような空間づくりを行います。
Point⑦ プレイスペース:子どもの本能・五感が刺激される空間に
子どもたちは大人の想像を超える発見と工夫を得意とします。小さくて狭いところが大好き等、子どもの本能を理解しながら、園舎内のデッドスペースのような部分にも工夫を凝らしたり、子どもの五感が大いに刺激される仕掛けづくりをおこないます。
Point⑧ 園庭:子どもが心と体を動かす毎日の大切な遊び場に
園庭は子どもたちが思い切り活動するためにとても重要です。子どもの心と体を育てる園庭となるよう、自然と共存する感性を培う場所となるよう、遊具や植物を配置するなど工夫し、子どもの遊びを促し、愛着のある場所をつくります。
Point⑨ 事務室:園全体の管理機能をつかさどる重要な場として
事務室は、事務作業を行う場でありながらも、園全体の管理機能をつかさどる場でもあります。登降園時に子どもと保護者の様子の伺いやすさ、受付のしやすさ、事務室から園の様子を見ることができる見通しの良さ、スタッフが効率よく作業できるなど、運営スタイルに応じて、機能的な空間となるよう工夫します。
Point⑩ 収納:機能性・効率性を兼ね備え、管理しやすいように
園には、日々の活動に必要なたくさんの収納物があります。各園の収納物に合わせた必要な収納スペースを各所に配置します。ただ物を収納するスペースとしてではなく、機能性・効率性に配慮しながら工夫します。
《 保育室内の収納棚やロッカー、事務室内の備品・書類収納棚など 》
Point⑪ スタッフルーム:ほっとひと息できる場に
スタッフが業務から離れ、「ほっとひと息」でき、リフレッシュする場としてスタッフルームは大切です。スタッフが良い休息を取ることができる環境を作ることができるよう工夫します。
Point⑫ 外観デザイン:地域・街並みと調和する『園の顔』
園舎 = 建築物ですから、地域・街並みに調和することを意識すると同時に、園のオリジナリティ-が表現できる『園の顔』となる最も重要な部分です。
Point⑬ インテリアデザイン:園の雰囲気づくりに欠かせないこと
園内の全体的な色・使う材料、建具、収納の形状、照明、カーテン、備品等々園全体の雰囲気づくりに欠かせない大事な部分です。パース等を使って、イメージしやすいようにそして、分かりやすくご提案いたします。
Point⑭ 安全対策:園運営に絶対欠かせないこと
安全対策のバロメーターは園によって異なります。園の考え・運営スタイルに沿って、「安心・安全とは何か」を考えます。
「角を丸くしてほしい」
「鍵の位置や指挟み防止に配慮してほしい」
「ガラスや網戸にぶつからない工夫をしてほしい」
「転落防止対策をしてほしい」等々
設計のプロセスにおいて様々なご意見を頂きます。敷地内、建物内、外部含め、全ての空間・環境において、これまでのご経験と全国で起きた様々な事故の事例も含め、検証し、子どもの動きと管理のしやすさを考慮した対策を図ります。